千畳敷は堆積した地層が見られる広大な岩盤

15 2月

千畳敷は堆積した地層が見られる広大な岩盤

南紀白浜にある千畳敷は太古の昔にタイムスリップしたかのような景色が広がる場所です。見渡す限りの岩のプレートの上を歩くことができ、珍しい景色の写真が撮れるので多くの観光客が集います。

南紀熊野ジオパークのジオサイトの1つ「千畳敷」

「千畳はある」ほどの広さであることから名付けられたとも言われる千畳敷。実際にほんとに広々としているので、歩き周っているとあっという間に時間が経ちます。

このあたり(和歌山県南部)は、南紀熊野ジオパークに制定されています。景観だけでなく、地学的にも価値の有る場所です。

前弧海盆堆積体による縞模様

この千畳敷で見られる不思議な縞模様のある岩盤ですが、これはこのあたりの地層が前弧海盆堆積体というもので構成されています。それより古い時代にできた付加体という地盤の上にいろいろなものが堆積してできているので、その時代時代で堆積したものが地層となり、そのときから変わらず残っているので、私達の目に今も縞模様となって見えているということです。

千畳敷は無料駐車場、お土産売り場あり

千畳敷はとても広い駐車場があり、バスなども止まっています。その横には建物があり、和歌山のお土産が買えたり、トイレを済ませたりすることができます。駐車場がいちばん高いところにあるので、駐車場に入るだけでも海が目の前に広がり、非常にきれいな景色が眺められます。もし時間がなければ、駐車場に入るだけでもぜひ。

By代表・田中

行政の観光課からコンサルティング会社を経て、観光産業のためのローカルメディアを立ち上げるため独立。熊本を盛り上げたいとがんばるアラサーです。